CodeIgniter ユーザガイド 日本語版 Version 1.7.3


共通関数

CodeIgniterにはグローバルで定義された関数がいくつか存在し、ライブラリやヘルパをロードすること無くどの場所でも使うことができます。

is_php('version_number')

is_php() は、version_numberで指定したバージョン以降のPHPが利用されているかを判定します。

if (is_php('5.3.0'))
{
    $str = quoted_printable_encode($str);
}

指定したバージョンと同じかそれ以降のバージョンのPHPがインストールされていれば、ブール値の TRUE を返します。指定したバージョン未満のPHPがインストールされていれば、 FALSE を返します。

is_really_writable('path/to/file')

is_writable() は、Windowsサーバーの場合、OSが本当はファイルに書けないのだけれどもOSがPHPに書き込み可能と言ってきたときにTRUEを返し、read-only属性がマークされている場合だけFALSEを返します。この関数は本当にそのファイルに書き込みができるのかどうかを、実際にファイルに書き込みをしてみて判断します。この関数は書き込み情報が当てにならないOSの場合のみ使うようにしてください。

if (is_really_writable('file.txt'))
{
    echo "書きたい時に書き込みができます";
}
else
{
    echo "ファイルに書き込みはできません";
}

config_item('item_key')

設定(Config)ライブラリ に設定情報を入れておくことが推奨されていますが、config_item() を使って 1つだけのキーを使って取得することも可能です。設定ライブラリに詳細があります。

show_error('message'), show_404('page'), log_message('level', 'message')

これらの詳細はエラーの処理ページにあります。

set_status_header(code, 'text');

サーバが返すHTTPレスポンスヘッダのステータスを手動でセットできます。例:

set_status_header(401);
// ヘッダは Unauthorized に設定されます

全てのHTTPレスポンスヘッダの一覧をご覧ください。